2018年12月18日火曜日

命を守る安全訓練


 カラチでは,先月,中国の総領事館がテロ

リストに襲われる事件が起きました。テロは,

ニュースの中や他の国のことと思っていた私

たちにとっては衝撃でした。





 毎月行われている安全訓練の中で,今月は

テロが近くで起こり,日本の総領事館にバス

に乗って避難することを想定し,行いました。





 最初に,学校長からの緊急放送を聞き,子

どもたちと教員は,防災頭巾を持って避難室

に1次避難しました。そこで,総領事館と無

線を使って連絡を取り,安全確認と護衛車の

手配を依頼しました。護衛者の到着の報告を

受け,バスに乗り込みました。訓練なので,

学校の周りを1周して,終了しました。


 その後,学校長から勉強も大切だが一番大

切なのは,みんなの命なのだ。だからこそ,

この避難訓練が大切なんだという話を聞きま

した。子どもたちの真剣な取り組み方もほめ

てもらいました。

 


 総領事館の警備担当者から,今回の避難訓

練の総評をいただきました。さらに,実際に

爆弾テロにあった時にけがを防ぐ姿勢「ふせ

る」を実際にやってみながら練習しました。

子どもたちもいざというときのために,どの

ような格好をすればよいかを真剣に取り組ん

でいました。




 命を守るための大切なことを学習した安全

訓練になりました。これを実際に使うことの

ない平和なカラチになってほしいと願わずに

はいられません。