2014年9月29日月曜日

学校交流会

9月29日、今年度最初の学校交流会を開きました。
予定していた日から諸事情により延期となりましたが、
日をあけずに開催できてよかったです。
(楽しみにしていただけに、延期と聞いた時の子ども達の落胆は大きかったです)

交流会の相手は、アルカイールアカデミー校。
カラチ北部にある、全校児童・生徒が約3000人の無償の学校です。
以前から日本人会婦人会がバザーの売り上げ金を寄付するなど
つながりがあった学校ですが、
児童同士の交流会をもつのは、今回が初めてです。

ついに、みんなが乗ったバスが到着しました。
交流会の始まりです。

まず、日本人学校からの歓迎の言葉です。
子ども達がそれぞれ一言ずつ、英語であいさつをしました。
練習の甲斐あって、上手に言うことができました。
歓迎の歌「きらきら星」も歌いました。
おそらくアルカイールの子ども達にとっては、
初めて聴く日本語の歌だったと思います。
みんな真剣な表情で聴いてくれました。

1時間目は「外国語活動」です。
みんなで英語の歌を歌ったり、自己紹介をしたりしました。
一番盛り上がったのは「フルーツバスケット」です。
初めはルールが分からず戸惑う様子が見られましたが、
慣れてくると、大きな声でフルーツの名前を言ったり
歓声を上げながら席を移動する姿が見られました。
子ども達のはじけるような笑顔が見られたのが何よりうれしかったです。
2時間目は「体育」です。
最初の活動は、最近日本人学校で人気の「フラフープ鬼ごっこ」です。
ルールは簡単。オニがフラフープをもってみんなを追いかけ、
フラフープで捕まえられた人が次のオニになります。 
みんな校庭を所狭しと走り回ります。
途中からはフラフープが2つになり、大変なことに?!
終わった時には、みんな汗だくになっていました。

次は「ボーリング」「輪投げ」「フラフープ」から、自由に選んでの活動です。
まずは、それぞれの競技についての説明を聞きます。
見た途端、みんなやりたくてうずうずしている様子が伝わってきます。
説明の後は、それぞれが一番興味があるところへ移動し、早速開始です。
男の子に人気があったのは「フラフープ」。
初めはコツがわからず苦戦していましたが、
日本人学校の子が回すのを見ながら何度かやっているうちに、
一人、二人と長く回せる子がでてました。
みんな上達するのがはやくてびっくり!
ご覧ください。フラフープ回しの日パ共演です。

女の子に人気があったのは「ボーリング」「輪投げ」です。
初めはボールを転がすのではなく投げていた子もいましたが、
次第にストライクをとる子が増えていました。
自主的に輪投げの輪を回収して次の子に渡すなど
お世話係をしてくれた子もいました。

楽しかった交流会でしたが、いよいよお別れの時間です。
でも、1度きりの交流会ではなく、
これからもできるだけ交流の機会をもとうと考えているので
さみしくはありません。
子ども達が「次は一緒にこんなことがしてみたい」
「今度は〇〇ちゃんにこれを見せて(教えて)あげたい」といった気持ちを
お互いにもってくれるような交流会にしていきたいです。

言葉や生活背景の違いはありますが、
そんな違いを子ども達はあっという間に飛び越えてしまいます。
「子どもってすごい!」と改めて感じました。
子ども達の中に小さく芽生えた(であろう?)国際交流の芽が、
すくすくと育っていくように、
大人たちも協力し合い、活動を工夫していきたいと思います。




2014年9月9日火曜日

カラチの自然にふれよう!~マングローブ編~

2学期最初のカラチタイムは、
「カラチの自然にふれよう!~マングローブ編~」です。
事前学習では、マングローブというのは、一つの木の名前ではなく、
海水と淡水が混じり合うところにできる森林の総称です。
マングローブは、生き物に必要な空気を作り出すだけでなく、水をきれいにすること、
何より生き物の宝庫になっていることなどを学習しました。
さあ、いよいよ出発です。
バスに乗ること小1時間、目的地に到着です。


バスを降り、モーターボートに乗り換えたら、いざマングローブの森へ!
両側に迫るマングローブの入り江を抜けると、広大なマングローブ地帯が広がります。

そこでは、たくさんの鳥たちが頭上を行き交います。
市内で見かけないような鳥がたくさんいて、とても興味深いです。
双眼鏡を奪い合うようにして観察します。


マングローブの奥をよくよく見ると、
魚やカニなどの生き物がたくさんいることに気付きます。
まさに生き物のオアシスになっているのですね。
途中の休憩所で、ボートを降りて休憩します。
カニがいるのを見つけると、早速つかまえて観察です。
たくさんの卵を抱えた様子などを見ることができました。
生きているカニに初めてさわれた子もいて大興奮でしたよ。


ボートを降りると、次はWWFへ向かいます。
年々減少が心配されているマングローブや
そこに住む生き物たちを保護する活動をされています。
ひざ上まで濡れながら道なき道を行きます。
(ちょっと探検隊気分・・・)
こんなに上まで海水が来ていても、元気に育つのがマングローブなんですね。



時間が違うと、ここもこんなに水がないとのこと。
マングローブは、潮の満ち引きによる影響をうけるところにあることがよくわかります。

マングローブの森を満喫した後は、植樹体験です。
植樹についての説明を聞いた後、みんなで1本ずつ植えました。
元気に育ち、生き物たちの住みかになってくれるととうれしいです。



WWFのすぐ目の前は、海です。
みんなでサンドスピッツビーチまで出てみます。
すると、なんとラクダがいるではありませんか!
1学期にカラチタイムでじっくり見ることのできなかったラクダです。
これは乗らない手はありません。
「背が高い!」「ガクガクゆれる!」などの感想も、体験してこそ分かるもの。
近くで見ると、閉じる鼻や長いまつげ、歩く時の特徴など
砂漠で生きていくために便利な秘密をたくさん見つけることができました。

思いがけないラクダ体験もできた、大満足の1日となりました。

2014年9月1日月曜日

2学期始業式

9月1日、KJSの2学期がスタートしました。
うれしいことに、2学期からKJSに新しいお友達が加わりました。
久しぶりの女の子です。
まずは、新入生歓迎式を行いました。
上手に日本語で自己紹介をしてくれました。









自己紹介の後、みんなでフルーツバスケットをしました。
短い時間でしたが、とても楽しく過ごすことができました。


その後、始業式を行いました。
校長先生から「2014年も残すところ、あと4ヶ月です」と聞き、
月日が過ぎるのははやいなと改めて思いました。
2学期は「運動会」や「研究発表会」など
大きな行事が多い学期です。
少ないメンバーだからこそ、みんなで力を合わせて
ぐ~んと伸びることのできる学期にしたいと思います。
そう、畑の綿花のように・・・
(畑の綿花は1学期終業式の日に花が咲き始め、
 今では綿を収穫できるようになりました!)