2018年12月26日水曜日

平成30年度 2学期終業式            ~みんな頑張ったね~

 平成30年の2学期終業式が12月21日
(金)に無事に終わりました。KJSの子どもた
ち11名が元気に2学期を過ごすことができま
した。





 1年,3年,中1,中2の代表児童が2学期
を振り返りました。「縄跳びをがんばった」
「持久走をがんばった」「低学年に優しく接し
た」「応援団長として頑張った」など,子たち
もみんながとても頑張った2学期を代表して発
表していました。








 校長先生からは,みんなにちょっと早いお年
玉として一文字ずつプレゼントがありました。
それを組み合わせるとある言葉ができました。
「いのちをたいせつにする」です。校長先生は,
常に子どもの安全について話しています。この
11文字は,11人のみんなと一緒に守ってい
こうと話しました。










 さて,新しい年に向け,子どもたちは飛びだっ
ていきました。新しい年を迎え,さらに新しい
KJSに向けて教職員、子どもたちが一丸になって
頑張っていきたいと思います。




リキシャでGo!

 12月20日(木),リキシャでKJSの近
くのヒル・パークに行ってきました。
 普段カラチの人々の足代わりになっている
リキシャ。子どもたちはリキシャに乗るのを
楽しみにしていました。

 乗る前に学校の駐車場でリキシャにちょっ
と乗ってみたり,質問したりする時間をとり
ました。子どもたちにとっては,間近で見る
初めての機会なので興味津々。いろいろと触っ
たり,「これは何?」と質問したりしました。



 いよいよ出発です。子どもたちの目は輝い
ています。普段あまり気にしていなかった景
色にも目を奪われたり,直接感じる音,振動,
風などを感じたりしながら,3分間の楽しい
乗車時間を過ごしました。

 
 降車後は,リキシャの前で記念写真を撮り,
ヒルパークでみんなで昼食をとりました。

 昼食後は,展望台に行き,KJSをみんなで
探しました。なかなか見つかりませんでした。

しかし,スクールガードの人たちが手を振っ
てくれていたので,みんな気づくことができ
ました。自分たちの学校を上方から見る機会
はあまりないので,みんなうれしそうでした。

 展望台からは,カラチ市内が一望できまし
た。「わたしたちが住んでいるカラチはかな
り大きいな」と感想をもつ子どもたちがたく
さんいました。

 3年生は,授業で東西南北の勉強をしてい
るので,「北には○○がある」「海はどっち
にあるのかな?」などと探していました。自
分たちの住んでいる場所がよくわかった充実
した時間になりました。


 最後は,遊具で遊んだり,広場で遊んだり
して楽しい時間を過ごしました。

 

 


   

2018年12月20日木曜日

日本企業パックスズキ            ~近くで見られて,感動~

 カラチタイムでは,毎年日本企業の工場

見学を行っています。今年度は,パックス

ズキさんの工場を見学しました。8月に通

算200万台の自動車をカラチの工場で生

産したと新聞にも載り,さらにパキスタン

の軽トラが「SUZUKI」の愛称で親し

まれているなどパキスタンにとっては,な


てはならない工場です。


 1年生から中3までの子どもたち11人

で見学に行きました。日本とは違い,作業

工程ではロボットで作っている部分が少な

く人の力で自動車を作っている部分が多い

カラチです。パキスタンの人々が一生懸命

に作っている姿を見て感動していました。

 

 普段何気なく乗っている自動車。子ども

たちにとってはそれがどのようにできるか

は興味津々でした。



 最初に自動車ができるまでの様子を教え

てもらいました。①プレス→②溶接→③塗

装→④組み立て→⑤検査・完成。



 この順にいよいよ見学スタートです。



 最初は,プレスです。まず,鉄の板から

自動車の外形ができること,その鉄を大き

なプレス機(重さ1000t)でほんの近

くで見て,大きな音を立てていることに驚

き圧倒されていました。子どもたちの目は,

プレス機にが釘づけです。



 溶接を行う場所は,火の粉が飛ぶので危

ないのですが,ちょうど工場で働く人々の

休憩時間になったので,近くで溶接する機

械を見せてもらいました。



 次は塗装です。色を何回も塗る様子を見

ました。色は1回だけ塗られるだけだと思

っていた子どもたちは,何回も重ねて塗ら

れていること,一つ一つ丁寧に仕事をして

いること,細かいごみを入れない工夫がさ

れていることを知りました。



 最後は,組み立てと点検です。細かい部

品をコンベアーに乗った自動車に順番に取

り付けている様子や自動車がきちんとでき

ているか点検している様子など,普段見る

ことができないところを,体の五感で感じ

とっていた子どもたち。すごく充実した

時間になりました。



 見学している途中,いろいろと説明して

もらいました。たくさんの質問にも答えて

いただきました。低学年や中学年の子ども

たちが疑問に思った鋭い質問にパックスズ

キの方も,驚いていました。



 普段見ることのできない工場の中を見学

したことで,日本とパキスタンのよい関係

を知ることができました。



 学校の中だけでなく,校外学習に出かけ,

実際に見たり体験したりすることの大切さ

を感じた瞬間でした。




     





2018年12月18日火曜日

命を守る安全訓練


 カラチでは,先月,中国の総領事館がテロ

リストに襲われる事件が起きました。テロは,

ニュースの中や他の国のことと思っていた私

たちにとっては衝撃でした。





 毎月行われている安全訓練の中で,今月は

テロが近くで起こり,日本の総領事館にバス

に乗って避難することを想定し,行いました。





 最初に,学校長からの緊急放送を聞き,子

どもたちと教員は,防災頭巾を持って避難室

に1次避難しました。そこで,総領事館と無

線を使って連絡を取り,安全確認と護衛車の

手配を依頼しました。護衛者の到着の報告を

受け,バスに乗り込みました。訓練なので,

学校の周りを1周して,終了しました。


 その後,学校長から勉強も大切だが一番大

切なのは,みんなの命なのだ。だからこそ,

この避難訓練が大切なんだという話を聞きま

した。子どもたちの真剣な取り組み方もほめ

てもらいました。

 


 総領事館の警備担当者から,今回の避難訓

練の総評をいただきました。さらに,実際に

爆弾テロにあった時にけがを防ぐ姿勢「ふせ

る」を実際にやってみながら練習しました。

子どもたちもいざというときのために,どの

ような格好をすればよいかを真剣に取り組ん

でいました。




 命を守るための大切なことを学習した安全

訓練になりました。これを実際に使うことの

ない平和なカラチになってほしいと願わずに

はいられません。


パキスタンはすごい!


 1022日(木)。運動会も終わり,次は
『カラチタイム』です。今回のテーマは, 
「パキスタンを知ろう」で,ジンナー廟と
パキスタンの歴史が詰まっているパキスタ
ン・ナショナル・ミュージアムへ見学に行
ってきました。



 ジンナー廟では,お墓の大きさに圧倒さ
れ,子どもたち全員が驚いていました。衛
兵の交替式では,その一糸乱れぬ姿と靴の
響く音を聞き,みんな緊張感をもって見学
していました。





 平日にもかかわらず,大勢のパキスタン
人が来ており,ジンナー氏が親しまれてい
ることを感じていました。余談ですが,パ
キスタン人に一緒に写真を撮ってほしいと
頼まれ,ほんの少しスター気分を味わいま
した。



 ジンナー氏が日頃使っていたものも見る
ことで,本当に偉大な人だったのを実感し
ていました。



 昼食は,オーシャンモールで買いました。
それぞれの子どもたちが家の人から注文の
仕方を事前に教えてもらっていたので,そ
れを実践していました。やはり,実際に自
分でやってみることは子どもたちを成長さ
せます。



 午後は,パキスタン・ナショナル・ミュ
ージアムに行きました。そこでは,英語の
説明を受けました。それぞれを見学し,パ
キスタンのすごさが少しずつ分かってき
した。モヘンジョダロの有名な遺跡の「神
官王像」(残念ながらレプリカ)でした
飾ってあるのを見て興奮していました。
キスタンをまた,好きになったひと時で
た。

















KJS読書週間


  
 KJSでは,毎週火曜日の昼活動で,全員で

読書をする時間を設定しています。みんなで読

書をする様子はとても静かでいいものです。








 さて,11月の最後の週を,読書強化週間に

しました。図書委員会がそれぞれの推薦する本

を選び,全校の友達に紹介したり,読書クイズ

を考えたりしました。また,昼休みを読書の時

間にしたり,クイズの賞状を作ったり,本のし

おりを作ったりと頑張っていました。








 2つある委員会のうちの一つの図書委員会で

すが,自分たちにできることを考えて学校全体

のためにがんばっています。











 本を読む時間は,改めて大切だなと感じさせ

てくれた読書強化週間になりました。






2018年11月29日木曜日

今年は白が優勝で,赤が団結賞!


 待ちに待ったカラチ日本人会運動会が, 
11月18日(日)に2年ぶりに開催され
ました。



 子どもたちは,夏祭りが終わった後から,
約1か月間この日が来るのを楽しみに一生
懸命に練習に取り組んできました。



 今年は,多くの子どもたちが活躍できる
ようにと考えて,一人ずつにそれぞれ役割
をもたせました。(1年生は初めてなので
先輩の姿をよく見て学ぶことにしました。)
子どもたち一人一人が自分の役割を一生懸
命に練習し,当日は素晴らしい活躍を見せ
てくれました。



 晴天の下(カラチではいつもですが),
初に赤白の団長が,日本人会の皆さんに
応援のやり方を説明しました。堂々と説
する姿に頼もしさを感じました。



 開会式での3年生の司会と2年生の初め
言葉はみんな堂々とできました。小学1
生から中学3年生までが前に出てラジオ
を行いました。



 最初は応援合戦です。それぞれの応援団
の子どもたちが,練習の成果を発揮し,声
がかれるほど声を出し,一生懸命に応援を
行いました。日本人会の皆さんも子どもた
ちの熱意が伝わり,応援の大きな声がカラ
チの空に響きわたっていました。


 競技開始です。それぞれの種目に出場す
る子どもたちは,いつも以上の力を出して
頑張っていました。

 最初の種目の長縄では,緊張して,学校
記録を上回ることはできませんでしたが,
大人チームの赤白を寄せ付けない回数で,
日本人会の人たちをびっくりさせていまし
た。



 「台風の目」や「なんでもスタジアム」
などには,楽しみながら参加していました。
年初の「デカパンツでゴールをめざせ」
は親子の絆を深めて,ほのぼのとした
囲気で行われました。「KJS紅白リー」
では,5対6の人数でスウェーデン方式で
競いました。どの子もいつも以上に一生懸
命に走っている姿が印象的でした。



 勝ったり負けたりして,点数は接戦でし
た。「紅白リレー」では,白が勝ち,最後
の「綱引き」では,赤組も白組も全員で力
を合わせて綱を引き合いましたが,赤が勝
ちました。



 閉会式では,中学生の司会で始まり,審
判長の校長から結果発表がありました。
「赤組146点,白組154点。優勝は白
組です。綱引きによる団結賞は赤組です。」
と発表があり,それぞれのチームがお互い
の健闘を讃えあっていました。



 子どもたちも本気で頑張り素敵な時間
過ごし,とてもいい経験をすることができ
ました。また,子どもたちが成長した瞬間
でした。