2016年3月30日水曜日

KJSの春休み


KJSは春休みのまっただ中。児童生徒がいない校舎では、新学期準備が進んでいます。新しい仲間が増え、学級の数も増えることに伴い、今まで教室ではなかった部屋を教室に模様替えし、いろいろな場所を使いやすくしています。帰国している皆さん、海外旅行に出かけた皆さん、カラチ待機組の皆さん。新学期に登校したとき校舎内がどんなふうに変わっているか、4月12日をお楽しみに。
カラチ待機組では去る27日日曜日、カラチ総領事館主催の「Karachi Japanese Speech Contest(カラチ日本語弁論大会)」に招待された児童生徒2名が、多くの大人達の前で立派にスピーチしてきました。慣れないステージ、慣れない雰囲気に、緊張が客席まで伝わってきましたが、最後は二人とも拍手喝采の中、安堵の笑顔。コンテストの参加者の皆さん、審査員の皆さん、領事館の皆さんとの一枚です。

2016年3月18日金曜日

それぞれの旅立ちの日


3月17日、カラチ日本人学校では「春」と言うには暖かすぎる陽気の中、卒業式と修了式が行われました。総領事ご夫妻を初めとする来賓の方々と保護者、小学部中学部の在校生、教職員の拍手で迎えられ、卒業生が入場します。
校長から一人一人に卒業証書が手渡されました。緊張しながらも、しっかり目を見てお辞儀をし、証書を受け取ります。卒業生にふさわしい、堂々とした態度です。
校長式辞、3人の来賓の方々からの祝辞と続き、また祝電をいただきました。励ましの言葉が静かに胸に染み込みます。この場をお借りし、御礼申し上げます。
在校生からの励ましの言葉、全校合唱と続きます。今年度の思い出など、一人一人に向けてかけられたお祝いの言葉を聞くと、卒業生はますます今日が大きな節目であることを実感します。
答辞も二人で力を合わせて、大変立派なあいさつができました。自分たちの成長について再確認し、これからの決意を表明する姿に、在校生も聞き入っていました。
最後はみんなで記念撮影。総領事ご夫妻をはじめ来賓の皆様が卒業生一人一人に対して「卒業おめでとう」と声をかけてくださる学校は世界中を眺め渡してもなかなかないのではないでしょうか。カラチ日本人学校の教育環境が恵まれていることを改めて感じる瞬間です。本当にありがとうございました。
卒業式の後は修了式。一人一人が校長先生から修了証を受け取ります。一年間が終わりました。4月からはそれぞれ新しい学年で、次の一年が始まります。
その後のお別れ式。小学5年生が3月で日本に帰国することになりました。みんなで寄せ書きした色紙を寂しい気持ちで手渡しました。日本に帰っても、カラチに仲間がいることをいつまでも忘れずに、自分の未来へ歩みを進めてください。
最後は離任式。2年間カラチ日本人学校に勤務した教員が同じく3月で帰国します。別れのお手紙を読む生徒も受け取る教員も、感動で涙ぐんでいます。つらい別れとなってしまいました。
本日で平成27年度の登校日が終了しました。1年間本校の教育活動を支えてくださった皆様に心から感謝いたします。4月からは新たな始まり。平成28年度も教職員一同改めて児童生徒の教育に誠心誠意努めて参る決意です。一年間ありがとうございました。

2016年3月14日月曜日

キャンプファイヤーを囲んで

11日金曜日は、カラチ日本人学校の校庭でキャンプファイヤーが行われました。参加者は児童生徒全員、その保護者、そして教職員です。まずはカレーの調理から始まります。写真はジャガイモとタマネギの皮をむいている様子です。
材料が準備できたら、外に設置したかまどで鍋を火にかけます。燃料は薪なので、火の調節が難しい。果たして上手く出来るのでしょうか。心配そうに鍋を囲みます。
2時間弱ほど火にかけてどうにか完成しました。保護者の皆様とスタッフ、ガードさんも一緒に舌鼓。結構美味しく出来ました。
食べ終わったらいよいよキャンプファイヤーに点火します。みんなで並んで、火の神様を遠くパキスタン北部山岳地帯からお呼びしました。白髪と長髯の下は、どこかで見た目鼻立ちかも・・・いえいえそんなことはありません。
みんなで点火し、キャンプファイヤーが燃え上がると、周囲はすでに夜のとばりに包まれようとしていました。もう最高気温30度のカラチですから、夜でも寒さは感じません。
図書委員会主催の一年間を振り返るKJS◯×クイズ、企画委員会によるゲーム、保護者および教員からの出し物と続きます。みんなで盛り上がりました。ジャンケン列車では校長先生が優勝してしまいました。やはり火の神様のご加護があったのでしょうか。
火を囲んでのフォークダンス。ジェンカを踊りました。踊っても踊っても曲が終わりません。最後にはテンポがあがり、筋肉痛になりそうな過酷さ。みなさまお疲れ様でした。
児童生徒一人一人からの感謝の言葉、校長先生の話と続き、キャンプファイヤーもいよいよ終了です。気がつけば夜空に星が輝いていました。
今年度も間もなく終了です。行事らしい行事の最後が今回のキャンプファイヤーでした。あとは卒業式を残すのみ。KJS全体で練習準備とも順調に進んでいるところです。本ページをご覧の皆様、どうぞ最後までKJSの子どもたちへのサポートをどうぞよろしくお願いいたします。

2016年3月4日金曜日

夏の足音

日本では春。しかし3月のカラチには夏の気配が濃く漂います。カラチ日本人学校も3月、最終月を迎えました。初日の安全訓練は地震を想定しての避難。やはり暑いです。
暑い中でも子どもたちは元気に外で遊びます。今は体育でベースボール型球技を行っているため、昼休みや放課後の遊びもバットとボールがブームです。
プラスチックの軽い球を使って、力一杯バッティング。空振りもありますが、いい当たりもかなりあります。全体の4分の1くらいでしょうか、鋭い打球がピッチャーを超えて飛んでいきます。
3日はグランドでの体育。ちょっとふらふらするような灼熱の中、広大なグランドでソフトボールをしました。日頃の練習の成果を大人チームとの試合で見せます。が!なんと大人チームが勝ってしまう結果に。一部の選手はまるで高校球児のように、泣きながら、グランドを後にしたのでした・・・。