2016年10月7日金曜日

パキスタンの歴史に触れて

4日のカラチタイムは久しぶりの校外学習。「パキスタンの歴史にふれよう」というテーマの二時間目で、ジンナー廟とナショナルミュージアムを見学しました。
まずは説明を聞きます。パキスタンの人々にとってとても大切な場所ですから、見せていただく私たちもそういう気持ちで見る必要があります。これも勉強。
バスに乗って走ること20分、建国の父ムハンマド・アリ・ジンナーの墓所であるジンナー廟が見えました。バスを降りると、高い柵の向こうに特徴的な丸屋根が見えます。
ゲートをくぐると階段が続きます。足下の白い石の上にも、植え込みにも一切ゴミがありません。ジンナーが今でも人々に大切にされていることが、ここからも分かります。
階段に座って記念写真。平日でしたが周囲には見学するパキスタンの人々の姿がちらほら見られました。
いよいよ廟の中へ。銀の柵に囲まれて、パキスタンの国旗をかけられたジンナーの棺が目に飛び込んできました。周囲の装飾も手が込んでいて、また清潔に保たれています。
衛兵交代式も見学させてもらいました。棺の四方を囲む衛兵さんが、一糸乱れぬ動きで移動しながら、銃を傾けて敬礼しています。緊張感に子どもたちも自然と無言になりました。
ジンナーの愛用品などが展示された博物館へ。使い込まれた机や椅子、文房具や調度品などを見ると、「お札の人」でしかなかったジンナーが、より近しく感じられるようになりました。
日本領事館をお借りして昼食をとり、午後はナショナルミュージアムを見学します。モヘンジョ・ダロからの出土品はサイズも種類も実に様々。愛嬌ある動物のオブジェやチェスのようなゲームなど、数千年前の人類と私たちの生活に共通するものに特に興味を引かれる子どもたち。
コーランの展示コーナーは光量が落とされ、厳粛な雰囲気が漂っていました。事務長のシャミームさんに説明してもらいます。
学級ごとの見学を終え、最後は外で記念撮影。パキスタンの歴史について知識を深めたカラチタイムの一日でした。