6月15日月曜日は、業間体育の中で行ってきたマット運動の発表でした。開脚跳びから閉脚跳び、台上前転と少しずつ技の難易度を上げつつ、発表会に向けて練習してきた成果を出すことができました。
発表は一人一人名前を呼ばれるところから始まります。視線が集まる場所で跳び箱をするのは初めての経験。緊張がこみ上げて来ます。でもそれぞれ目標をもって練習してきた技は、みんなの前できちんと発表することができました。思わず飛び出すガッツポーズ。安堵感と達成感で笑顔がこぼれます。
11日木曜日は、アルカイールスクールの児童生徒12名と先生方をお迎えしての学校交流会でした。子どもたちはおそろいのKJSバックプリントTシャツに身を包み、お出迎えです。

9日火曜日のカラチタイムは、11日に学校交流会でお迎えする現地の小中学校、「アルカイールスクール」学校交流会に向けての準備を前半に、後半には再来週のカラチタイムで行うバナナ狩りの事前学習を行いました。
学校交流会ではアルカイールスクールの児童生徒と一緒に、「だるまさんがころんだ」を行おうと企画しています。「何て話をすれば、相手に分かってもらえるか」「どうしたらみんなで楽しくできるか」を考えながら、説明の練習を行いました。みんなで楽しくできるのか?カラチでだるまさんがころんだは果たして成功するのか?本番はあさってです。
後半はバナナ狩りに向けて勉強です。カラチの果物についてみんなで情報交換をしました。「ぶどうは緑色のところが甘い」「葉っぱが付いた生のライチがおいしい」「マンゴーは安くておいしい」など、それぞれの生活経験からいろいろな意見が飛び出します。その後、バナナについての説明を聞いて、考えました。最後に、バナナについての疑問をワークシートにまとめました。「どのくらいバナナを出荷するのか」「一本からどのくらいのバナナができるのか」「どこにどのように出荷するのか」「大変な仕事は何か」など多くの疑問が出てきました。実際に聞いて明らかにするのが楽しみです。
1日月曜日の6校時は、トランシーバーによる安全確認をメインにした安全訓練を行いました。校門からのサイレンの吹鳴、次いで避難の放送が入り、授業中の児童生徒たちは速やかに避難室に避難しました。その後避難室に備蓄してある食料、飲料水、無線やトランシーバーなどの物品の確認を行い、鉄扉の施錠と解錠を実際にやってみました。全て確認したら、トランシーバーによる交信の練習です。前回の安全訓練で練習した無線の通話を、一人一人が行いました。安全な場所への避難から、安全を確認し外に出るまでの行動が、一連の避難行動と言えると思います。実際に使うことがないことを祈りつつ、いつでも命を守るために必要な行動が取れるよう、これからも必要な活動を準備計画していきます。
6月1日月曜日は和楽器鑑賞会でした。箏と三味線の大家で、ジャズの要素を取り入れながら曲作りも行い、世界各国に招かれての文化交流活動も精力的に行われている金子純恵先生をお迎えしての2時間でした。箏と琴の違い、箏の歴史、箏の部位の説明から始まり、「六段調」「鳥のように」の演奏。「序」「破」「急」のリズムの変化を教えてもらい、確かにその通りにどんどんスピードが速くなり静かに終わると、「おおー」と感心したような声が自然と漏れ聞こえてきます。左手で弦を押さえて音に変化をつける「六段調」。左手でハープのように弦をはじく「鳥のように」。時代とともに曲調、さらに箏の技術の変化と、それを前提とした曲そのものの変遷を説明してくださいました。
さらに三味線の演奏に移ります。猫や犬の革を使うという説明に、ちょっと意外な表情の子どもたちでした。「鷺娘」の演奏は唄と三味線の両方で行われました。箏とは違う雰囲気に、子どもたちも大人たちも引き込まれました。唄の主人公である鷺娘の悲しみ、そして悲しみが怒りに変わるというストーリーが、確かに曲調の変化に表現されています。唄と演奏のテンポが速くなり、大きな音になると、みんなより演奏にぐぐっと引きつけられます。演奏が終わってから、演奏したのは曲の一部で、「鷺娘」全体では30分の曲であると聞いて驚いたみんなでした。
最後は本校のドライバーでタブラという太鼓の名人ウイリアムさんと金子さんの箏による、「さくらさくら」の合奏でした。詩を黒板に書いてもらって、みんなで歌いながら演奏を楽しみました。箏とタブラの音はしっかり調和していて、歌っていても大変心地よい瞬間でした。最後は質問コーナーでしたが、大人の方が興味津々で質問してしまいました。毎日8時間は楽器に触れているという金子先生の言葉に、大人も子どもも「さすが」「やっぱりそういう血のにじむような努力が必要なんだ」と納得。しかしそれに続く金子先生の言葉「でも楽器が大好きで遊びのような感覚なので、ストレスはないんです。」にはその道を極めるということの秘訣が隠されているような気がして、心に残る一言でした。
児童代表が感謝の言葉を述べ、花束を贈り、さらにアカペラで校歌を歌って感謝を伝えました。その道の達人の奥義によって、日本文化の精神に触れる貴重な経験をしたカラチ日本人学校のみんな。日本にいてもなかなかこうした体験はできません。金子先生に心から感謝し、みんなでお帰りになるバスを見送ったのでした。金子先生をはじめ、このような機会を設けてくださったみなさま、本当にありがとうございました。
26日のカラチタイムは、前回に引き続き「リキシャ・ドンキーに乗ろう」でした。前回考えた疑問点をその道の専門家に質問し問題解決を目指すとともに、実際にリキシャとドンキーに乗って体験的に学ぶ2時間となりました。ホールで前回の質問をそれぞれチェックしたら、ドンキーが牽く1台の馬車と御者さん、3台のリキシャとドライバーさんをお迎えします。挨拶をして、早速いろいろ質問してみました。「どれくらい荷物を乗せて走れますか」という質問には、「1500キロくらいだけど、2000キロくらい乗せたこともある」との答えが返ってきました。小柄なドンキーですが、予想以上にパワフルなようです。「スピードはどのくらい出ますか」と質問すると、「だいたい時速50キロくらいです」という答えで、「思ったよりも速いね」「車と一緒に道路を走っているだけあるよね」という児童の感想が聞こえてきました。もう一つ驚かされたのは御者さんが14歳の若さだったということ。しっかりドンキーを御して、受け答えをしてくれました。
リキシャドライバーさんたちにもいろいろ質問してみました。「何人乗れますか」という質問には「6人まで乗れます」という返事。「思ったよりも乗れるね」といった印象を受けた子どもたちが多かったようです。カラチの町中では、確かにそのくらい人を満載したリキシャも目にします。「燃料はなんですか」という質問には、「CNG(compressed natural gas、「圧縮天然ガス」だそうです)と、ガソリンです」という答えでした。ガソリンだけではなく、天然ガスでも走ることができるという答えは子どもたちとって予想外だったようでした。

その後は実際に乗車したり、運転席に座ったり、スピードメーターやフレームなどをじっくり観察しました。「スピードメーターは130キロまであるね。」「先生、走るときはここにつかまるんだよ。」など、普段なかなか目にすることのできないリキシャの細部を見て、思い思いに感想を口にする子どもたち。そしていよいよ乗車です。学校近くのヒルパークまで約1.5キロの道のりです。普段窓を閉めエアコンを付けた車に乗っている子どもたちにとっては特に開放感のあるドライブでした。車体の両脇は扉がないためスピードが出るとちょっと怖いのか、フレームを握る手に力がこもりました。
ヒルパークではドンキーの荷台に乗りました。子どもが6人と大人が乗っても、ドンキーは元気に車を引っ張ります。思ったより速く、最初歩いてついていった引率の教員も、途中から早歩きになり、ほどなく無言でドンキーの後を追いかけて走るようになりました。乗っている子どもたちはドンキーのスピードを楽しみました。足を荷台からぶらんと下ろすと、風が気持ちよく吹き抜けていきます。「ちょっとこわかったけど楽しかった」「風が気持ちよかった」という児童の感想でした。ヒルパークの展望台からカラチの市街が一望できます。見渡す限り建物が連なる景色。足下にはクリケット場で試合をしている様子が見えました。カラチ日本人学校の校庭も見え、みんなで手を振るとガードさんたちが手を振り返してくれました。
学校にリキシャで帰り、再び整列です。「アープカボ
ホットボホットシュークリア(ありがとうございました)」とお礼を言い、お別れしました。そして教室でにぎやかに今日の活動についてみんなで話をしながら感想をまとめました。カラチ市内の至る所で目にするリキシャとドンキーですが、普通に生活する中で日本人が乗ることはなかなか難しいのがカラチの現状です。次に乗れるのはいつでしょうか。ただ今日の学習が、何気なく見送っていたリキシャとドンキーをより身近なものにしてくれたことは確かです。さらにカラチの文化をカラチの人から体験的に学ぶことを通して、異文化理解や異文化交流へつながる知見や態度を養っていきたいと考えております。
25日業間体育からは跳び箱の授業が始まりました。第一回目は先生の模範演技を見て、できる技の確認をしました。これからどのくらい上達していくのかな?35度を超す気温の中、終わる頃には暑くて汗だくになりながらも、意欲十分、気合十分のカラチ日本人学校のみんなです。
19日火曜日のカラチタイムは「リキシャ・ドンキーに乗ろう」の第1回目。リキシャはタクシーとして使われているいわゆるオート三輪、ドンキーは乗用および貨物運搬に用いられているろばのことです。どちらも交通事情が日本に比べて良くないパキスタンの道路を走っています。次回の体験学習に向けて、リキシャやドンキーについての基礎知識を学び、日頃目にするそれらについての疑問点を出していきました。「どのくらいの人が乗れるのか」「値段はおいくらくらい」など、確かに聞いてみたいと思える質問が準備できました。次回のカラチタイムでお招きする運転手さんおよび飼い主さんに、実際に聞いてみます。