4月13日の始業式直後に行った第一回安全訓練は、学校内での火災を想定した訓練でした。図書室で安全指導を受けた後、昨年度末に設置された非常用らせん階段を使って校庭に避難しました。ハンカチで口をおさえる、おさない・はしらない・しゃべらない・もどらない、いわゆる「おはしも」の徹底など、的確な行動ができていました。
5月4日の第二回訓練は、バスで移動中事故に遭った場合を想定した訓練でした。事故で走行不能になったバスからバックアップの二号車に速やかに移動し、安全な場所へ移動するための、バスからバスへの移動の訓練でしたが、こちらもみんなで協力しながら速やかな行動ができました。また今回は、日本領事館との無線通信の練習を一人一人が行いました。日本領事館の安全担当領事に手本を示していただいた後は、全員が無線を持って日本領事館と交信。おっかなびっくりで始まりましたがだんだん慣れて大胆になっていき、最後は余裕をもって話をすることができました。
日本では近年東日本大震災の経験から、非常事態に備えることの大切さがクローズアップされてきました。いつ何が起こるか分かりません。これからも計画的に、備えるための訓練を行うとともに、備えることの大切さを児童生徒に指導し、危機管理の意識を高めて、安全の確保に努めて参ります。