2015年10月22日木曜日

WWFの活動について学びます

20日火曜日のカラチタイムは「ウミガメの産卵について調べよう」でした。いよいよ26日月曜日に、ウミガメの産卵を見学に行きます。理科や道徳でも学習をしてきましたが、今日はいよいよ直前学習ということになりました。ウミガメごっこにも力が入ります。
今日はWWFパキスタンの職員さんに来ていただいて、お話を聞きます。WWFの活動の目的や活動の様子、パキスタンの保護動物、環境問題まで、熱心に説明してくれました。
「インダスブラインドドルフィン」、「スノーレオパード」など、今まで聞いたことのない動物名が次々出てきました。資料も見せていただき、ここがパキスタンで、日本とは全く異なる環境の土地であることを再確認します。
それにしても職員さんの口から矢継ぎ早に繰り出される英語に、KJSのみんなはたじたじ。思わず目を白黒させてしまいます。語学とコミュニケーションの大切さを痛感したのでした。

2015年10月15日木曜日

カラチ日本人学校の50年間を調べました

13日火曜日のカラチタイムは、「KJS50周年をお祝いしよう」というテーマで、カラチ日本人学校の50年について調べ学習を行いました。
まずは学校の年表を見ます。学校の年表を見ると50年前も私たちと同じ年齢の子どもたちが、今と異なる環境の中でいろいろな活動をしていたことがよくわかりました。今はない行事、今はない景色、今はカラチにいない子どもたちと大人たち。
アルバムを開くと、歳月を感じさせる写真がたくさん綴じ込まれていました。めいめい写真を見ながら、昔の学校に思いを馳せます。「校庭にはいっぱい椰子の木が生えていたんだね」「校庭で柔道をやっていたみたい」「修学旅行にも行っていたんだね」「学校の外でこんなふうに普通に写真を撮っているんだ」「今じゃありえないよねー。うらやましい。」
行事については、事務のシャミームさんや、用務のラジャさんに直接聞いてみました。二人とも昔からカラチ日本人学校で働いてくれています。
50周年記念式典は2月です。先のように思えて、気がつけばあと4ヶ月後。50年目の節目をカラチ日本人学校で過ごす児童生徒として、みんなで50歳の誕生日をお祝いできるよう、心の準備をしたカラチタイムの2時間でした。

2015年10月9日金曜日

芸術の秋、スポーツの秋。路線バスの旅へ

本日10月9日金曜日、本校校庭で写生会を行いました。カラチ市内にその装飾をきらめかせながら走っている名物路線バス、通称キンキラバスを構内に呼んで、それをモチーフに絵を描きました。
まずは乗車体験です。通学途中などでいつも目にしながら、カラチの治安状況下で私たち異邦人はなかなか乗ることができないバス。はじめて乗る子がほとんどです。中は意外と狭く、座ってみると前の座席に足がつかえます。カラチの人たちのまねをして屋根の上に乗ってみると、思ったより高いし揺れるしで、かなり怖い。乗ってみて気付くことがたくさんありました。
席に着いたら、学校を出て周辺をぐるっと一回り。カーブでは車掌さんが戸をバンバン叩き、本当の路線バスのようです。窓が開いていてもなかなか暑い!座席が狭いこともあって、汗が噴き出してきます。前後の乗車口が走行中も全開なのは、こういう理由もあるのかな?などと考えているうちに、学校に戻ってきました。あっという間の「路線バスの旅inカラチ」でした。
戻ってきたらいよいよ絵を描きます。自分の座る位置を決め、構図を決めたらまずは鉛筆で下書きです。細かい装飾が難しくても、みんな集中して粘り強く描きました。

お昼を食べて、すぐ後半です。後半はいよいよ絵の具を使って着色していきます。色鮮やかなキンキラバス。白と黒の紙の上に絵の具をのせていくと、それぞれの個性が出たカラフルなバスになってきました。
今日は絵の具の作業の途中で終了し、月曜日の図工・美術の時間に続きを描きます。時間をかけてじっくり描くことで、絵を描く楽しさを味わう、という目標を全員で達成することができた写生会でした。
水泳は8日木曜日が今年度の最終回。検定を行いました。上の級を目指して練習してきた成果が出て、見事全員合格。また来年の水泳は、さらにレベルアップできることでしょう。喜びもひとしおの10月の水泳でした。

2015年10月7日水曜日

ラケット球技がトレンディ

日本での流行の波がかなり遅れて到来するカラチ日本人学校ですが、どういうわけかここ数日、テニスラケットをコンパクトにしたようなラケットを使ってスポンジの球を打ち合う球技が児童生徒の間で流行しております。
昼休み、放課後と、ボールが飛び交います。すぐに上達する子どもたち。バックハンドできれいに返すのは、さすが中学生のテクニック。小学生はよくて5~6回しかラリーが続きませんが、来週にはきっと10回くらいできるようになっているのではないでしょうか。
時代のあだ花として後で「そんなのもあったよねー」と思い出すような一過性のものに終わるのか、それとも長く続くのか。「カラチで絶賛大流行中!」のラケット球技です。

2015年10月2日金曜日

残暑?厳しき折

 

カラチは日照時間が短くなり、夕暮れの早さに驚く季節となりました。いつも「ぬるい」もしくは「あったかい」時に「熱い」という形容詞がふさわしかった水道の水も、「冷たい」と感じる朝がしばしばあり、季節の移り変わりを感じさせられます。一方で最高気温は相変わらず35度近く。まだまだ暑くて秋とも断定しがたいカラチの10月です。
 
カラチタイムはアシフ先生によるパキスタンダンスの2回目です。今回も悪戦苦闘の1時間。まずは肩慣らしとして、ストレッチから行います。この時点でもう既にあちこちから不穏な雰囲気が。右左が逆?なんか体勢が違わない?でもみんな、一生懸命です。
 
全体でのダンスは今回で終わり、今回から個人パートの練習が始まりました。一人がみんなの前で踊る時間が長くなると、踊りがない児童は比較的楽ですが、自分の番になったら負担はかなり大きいです。今日の後半は上級生二人の練習でした。がんばれ!
 
アシフ先生は練習の最後にやっぱりみんなのことを褒めてくださいました。大変だったけど、一生懸命教えてくれるアシフ先生の期待に応えるためにも、次の練習も頑張りたい!そんな気持ちになった今日の練習でした。
 
木曜日の集会は、「校長先生のお話」。七夕夏祭りを終えたところで聞く牽牛星と織女星の話に、みんな興味津々で耳を傾けました。16光年離れている織姫と彦星が、水を張ったタライの揺れ動く水面で出会うという説明。ロマンチックなようなそうとも言えないような・・・。七夕を科学の視点から考えて、みんなにとって大変興味深い時間でした。
 
その直後の3時間目は安全訓練でした。ガードマンに子どもたちを守る立場という自覚を持っていただくことが児童生徒の安全を守ることに直結すると考え、本校の安全訓練はガードマンとの綿密な打ち合わせのもとに行われています。児童生徒にも彼らの真剣さが伝わったようでした。有意義な安全訓練となりました。

2015年9月21日月曜日

感謝感謝の七夕夏祭り

19日土曜日、カラチ日本人学校では七夕夏祭りが行われました。学習発表の七夕の部、盆踊りや夜店といった夏祭りの部の二部構成で、カラチ日本人会や婦人会、なでしこの輪など多くの大人の支援をいただき盛況の内に終了することができました。
当日は最高気温が40度近く、学校教職員総出での準備も汗がしたたり落ちます。提灯や看板の設置は特に重労働。一つ一つの提灯を丁寧に結わえていきました。
15時半児童生徒が登校し、学習発表の最終確認を行いました。表情の裏に、緊張の色が垣間見えます。音楽発表は大丈夫かな。呼びかけのセリフは大丈夫かな。跳び箱は跳べるかな。17時の開会へ、刻々と時間が過ぎていきました。
17時、いよいよ開会です。そろいのTシャツに身を包み、ステージ横で整列し、ステージに上がります。開会のあいさつ、そして呼びかけもみんなで元気にできました。もうすでに汗でTシャツが湿っているのは、暑さのせいか、緊張のせいか。
続いて体育発表です。1列での跳び箱、2列でのシンクロ跳び。緊張しながらも、いつもより勢いよく跳んでいるように見えます。8段を飛び越えると、歓声と拍手が起きました。次はいよいよ、会場のお客さんを飛び越える飛び込み前転です。こちらも観客の皆さんに応援していただいていつもよりも力が出たのか、意外なほど上手に飛び越すことができました。練習の成果を出せて、みんなの表情にも安堵の色が見えます。
次は音楽発表。リズム、強弱、かけ声のどれもがなかなか合わなかった太鼓も、「たなばたさま」の合奏も、「翼をください」も、最後まで元気に丁寧にできました。会場からの暖かい拍手に、充実感もひとしおです。
休憩の後は、夏祭りの部です。すっかり汗でぬれてしまったKJSTシャツから浴衣と甚平に着替えると、体が軽くなるとともに、夏祭りの気分に包まれて心が浮き立ちます。KJSクイズでは、二名の皆さんに賞品をお渡しすることができました。思ったより問題が難しかったですね。
提灯に明かりが入り、婦人会の皆様による飲食物、YMPKの皆様提供の焼き鳥、日本人会有志の皆様による夜店が、祭りのムードを作ります。いつもの学校の校庭ではないみたい。ここから一時間は、夜店タイムです。
夏祭りも佳境に入り、夜店タイムの次は太鼓の周りに列をつくっての盆踊りです。音源の音質の悪さが、「カラチ音頭」の伝統を感じさせます。校長の太鼓と、金澤教諭の発声に従って、みんなで輪になって踊ると、ここが日本から遠く離れたカラチであることを忘れそうです。空には月が輝き、目をこらせば天の川も見えそうないい夜になりました。
年度当初の計画が断食月の影響で変更を余儀なくされ、9月というやや季節外れの開催となった本年度のカラチ日本人学校七夕夏祭り。「永遠に響け ぼくらの思い わたしたちの声」というスローガンを掲げ、自主性と表現力の向上、周囲への感謝の念の涵養という目標達成を目指し、たくさんの力が集まって、大成功を収めることができました。改めて全関係者の皆様に感謝の意を表します。誠にありがとうございました。
月曜日は1時間目に反省をしました。当日の活動の様子を、スライドで振り返ります。自分たちの写真を見る子どもたちの表情には、恥ずかしさとともに満足感が見え隠れしていました。次は11月の日本人会運動会が大きな行事となります。気持ちを新たに、次の取り組みを始めていきます。


2015年9月19日土曜日

取り急ぎ感謝の気持ちを

カラチ日本人学校七夕夏祭りが、皆様の多大なるご協力のおかげで、盛況の内に終わりました。
楽しいひとときを過ごさせていただき、心より感謝申し上げます。
今後ともご指導よろしくお願いいたします。
カラチ日本人学校一同