2016年1月22日金曜日

サトウキビジュースを飲みました


カラチ日本人学校裏庭の畑で大きく葉を広げていたサトウキビ。19日火曜日のカラチタイムではそのサトウキビを収穫し、ジュース屋台店主に来校いただいて、絞ってもらったフレッシュジュースを試飲しました。
最初はサトウキビの収穫です。大きく湾曲した鎌をよく見ると、刃に細かいギザギザがついていました。日本の草刈り鎌と違い、のこぎりのように挽いて切るようです。鎌の使い方を勉強し、いざ畑へ。
サトウキビの葉は細くとがっていて手が切れそう。密集した葉をかき分けて鎌で切るために茎の根元を探すのも一苦労です。たどり着いた茎も繊維質で堅く、鎌の刃が食い込むと力を入れても上手く切れません。でもさすがは子どもたち。どんどん上手になります。鎌を交代で使い、20分ほどで刈り取りは終了しました。背の低い小さいものはもう少し待つことにします。
収穫したサトウキビからジュースを絞り器に通す前に、葉や茎の細い部分を落とします。軍手をして葉をむしり、細い茎を取ると、最初の生い茂ったサトウキビに比べてずいぶんスマートな形になってしまいました。
ジュース屋台の店主はハーンさん。「一日どのくらい売れるんですか」「季節によって売り上げに違いはありますか」「やっていて良かったことはなんですか」など、子どもたちは大変積極的です。自分から進んで質問する姿は、1学期には見られなかったもの。一人一人の成長が伝わってきました。
ひとしきり質問した後に、ジュースを絞ります。エンジンをかけると、箱の中のローラーが回転を始めました。サトウキビを差し込むと、ザクザクという小気味よい音とともにジュースが下に落ち、反対側からサトウキビの絞りかすが出てきます。早速みんなで交代しながらサトウキビを機械に入れていきました。どんどんできるジュース。早く飲みたい!
たくさんのサトウキビからたくさんのジュースができました。みんなで乾杯し、緑がかった黄色いジュースを口に含むと、柔らかい甘さが広がります。「おいしい!」「レモンを入れるともっとおいしいかも」などと、みんなおいしくいただきました。ごくごく飲んでもまだ余るくらいの大量のジュース。お腹いっぱい味わって、ハーンさんにお礼を言ってお別れです。
最後はまとめの活動です。サトウキビジュースの味わいについて、ジュース売りの屋台について、いろいろな感想が出てきました。畑に少しだけ残ったサトウキビが大きくなったら、またきっとジュースが飲めるでしょう。おいしいカラチタイムのひとときでした。