ズキさんの工場を見学しました。8月に通
算200万台の自動車をカラチの工場で生
産したと新聞にも載り,さらにパキスタン
の軽トラが「SUZUKI」の愛称で親し
1年生から中3までの子どもたち11人
で見学に行きました。日本とは違い,作業
工程ではロボットで作っている部分が少な
カラチです。パキスタンの人々が一生懸命
に作っている姿を見て感動していました。
普段何気なく乗っている自動車。子ども
たちにとってはそれがどのようにできるか
は興味津々でした。
最初に自動車ができるまでの様子を教え
てもらいました。①プレス→②溶接→③塗
装→④組み立て→⑤検査・完成。
最初は,プレスです。まず,鉄の板から
自動車の外形ができること,その鉄を大き
なプレス機(重さ1000t)でほんの近
くで見て,大きな音を立てていることに驚
き圧倒されていました。子どもたちの目は,
溶接を行う場所は,火の粉が飛ぶので危
ないのですが,ちょうど工場で働く人々の
休憩時間になったので,近くで溶接する機
械を見せてもらいました。
次は塗装です。色を何回も塗る様子を見
ました。色は1回だけ塗られるだけだと思
っていた子どもたちは,何回も重ねて塗ら
れていること,一つ一つ丁寧に仕事をして
いること,細かいごみを入れない工夫がさ
れていることを知りました。
最後は,組み立てと点検です。細かい部
品をコンベアーに乗った自動車に順番に取
り付けている様子や自動車がきちんとでき
ているか点検している様子など,普段見る
ことができないところを,体の五感で感じ
とっていた子どもたち。すごく充実した
時間になりました。
見学している途中,いろいろと説明して
いただきました。低学年や中学年の子ども
たちが疑問に思った鋭い質問にパックスズ
キの方も,驚いていました。
普段見ることのできない工場の中を見学
したことで,日本とパキスタンのよい関係
を知ることができました。
学校の中だけでなく,校外学習に出かけ,
実際に見たり体験したりすることの大切さ