2018年5月31日木曜日

パキスタン式マンゴーの食べ方


先日(5月23日(水))にカラチタイムでマンゴー狩りに行ってきました。子どもたちは行く前から,ワクワクしていました。「早く,行きたい」という声が多く聞かれました。いよいよマンゴー農園到着。子どもたちの目はすでにキラキラしています。

 今週は,カラチはとても暑いのに,その暑さはものともせ
ずに,マンゴー狩りをスタートしました。マンゴの採り方を

教えてもらってから,
すぐに子どもたちは一心不乱にマンゴ
ーを採りはじめました。

                        
みんな家族へのお土産に袋いっぱいにマンゴーを採って 
いました。もちろん,自分で収穫したマンゴーは,自分で
運びます。これは,1年生でも中学生でも同じです。運ぶのは,あえて誰も手伝いません。これも勉強。みんなで汗を流して,マンゴーを運びました。
 
その後は,他のマンゴーの種類を見たり,他の作物を
見たりしました。「こんなにマンゴーがなっているのに水をどうやってやっているの」という疑問をもった子どもたちも,水溜のプールや井戸を見学して,「ここから 流しているんだ」と納得していました。最後に,近くのマリル川を見ました(大きな川で,対岸まで3㎞あります)しかし,その川は,なんと見渡す限りの野原で水がどこにも流れていません。子どもたちは,「こんなに広い川なのに水が流れていない」「どうして」と驚いていした。





 

試食です。パキスタン式マンゴーの食べ方を習いました。


 子どもたちは,一斉にパキスタン式食べ方でマンゴーに挑戦しました。食べたことのない子どももみんなと一緒に食べていました。中には,10個以上食べる子もいて,
んな満足そうでした。最後に,近くのマンゴーの木で木登りをしました。日頃やったことない多くの子どもたちが,最初は怖がっていましたが,最後は上の方までどんどん上っていきました。とても充実した体験になりました。

 
日頃,ただ食べるだけのマンゴーでしたが,どんな場所で,どんな人が,どのようにして育てているのか。また,育てるための苦労も少しわかったようでした。 また,カラチの良さを実感することができたカラチタイムでした。 これからも,カラチの良さを体で実感することができるカラチタイムをたくさん行っていきたいと思います。







2018年5月22日火曜日

アルカイールスクールとの交流会

5月22日(火)アルカイールスクール校の児童生徒が本校を訪れ、学校交流会を行いました。アルカイールスクールは寄付によって運営されている学校です。厳しい環境の中で勉学に勤しむ子たちが来校してくれました。


オープニングセレモニーの後、初めに集合写真を撮りました。そのあとは同じ学年の子どもたちと、クラスごとに分かれての活動です。

小学部1,2年生は自己紹介のあと、自分たちの得意なことを披露していました。小学部2年生の男子は最近できるようになった空中逆上がり(後方支持回転)を披露し、1年生女子は得意の縄跳びを披露していました。そのあとは教室で楽しく宝探しゲームなどをして楽しみました。



小学部3,6年生クラスでは、新聞紙を使ってかぶとを作りました。折り紙を初めて体験する子たちもおり、悪戦苦闘しながら作り上げました。また、福笑いにも挑戦し、楽しんで活動することができました。


中学部ではパキスタンのボードゲームを行いました。ルールを確認するのには時間がかかりましたが、だんだんと打ち解け、楽しく活動しました。中学部にはウルドゥー語を話すことができる生徒がおおく在籍しているため、スムーズに交流ができました。

そのあとにはサッカー対決。互いのプライドを懸けた戦いが繰り広げられました。結果は3-2でアルカイールスクールの勝利となりました。


また、委員会が中心となってけいどろとドッジボールも行いました。ラマダン中、また熱波により暑くて大変な時期となっていますが、子どもたちはそんなことは関係なく楽しく交流活動ができました。今年度後半にはKJSがアルカイールスクールを訪問して交流活動を行いたいと思います。












2018年5月16日水曜日

チャパティはおいしい!

チャパティー(ナンより薄いもの)にチャレンジ!
 カラチタイムの時間で,パキスタンの料理にチャレンジしました。今までは,買って食べていただけのチャパティーがどのようにできるのか興味津々。小麦粉からできるのかと思いながら,講師のパキスタンの先生から教わりました。
 子どもたちは,パキスタンの先生方のやる様子を真剣な目で見ていました。今回は,やり方を見てその通りにチャレンジすることを話しました。

 いよいよチャレンジです。小麦粉と1カップをボールに入れ,塩少々,水を少しずつ入れながらこねていきました。最初は,なかなか固まらずに苦戦していましたが,水を少しずつ注意しながら入れてこね続けました。粘り強くこねていたら,だんだんとパキスタンの先生方と同じ堅さになってきました。



 次は,団子状の形にしたものをいよいよ綿棒を使って平たく円に伸ばしていきます。みんなおいしいチャパティーにするために,一生懸命に取り組みました。最初は,こわごわとやってみた子どもたちですが,やっていくうちにどんどん大胆になり,みんな上手な円にするようになってきました。みんなおいしいチャパティーができることを想像し,暑いキッチンの中でも一生懸命に調理していました。



 最後にチャパティー専用の平たいフライパンで焼きます。ここからは子どもたちは危険なので,パキスタンの先生方の腕の見せ所でした。ある程度フライパンで焼くと素手でチャパティーをガスコンロに直接移して焼くなどさすがです。子どもたちが伸ばした生地が丸く膨れ上がり美味しそうに焼かれました。一人が2枚伸ばした生地を焼いてもらいました。みんな満足げにもって,小ホールに集合していきました。

 
 できあがったら,みんなで昼食タイム。みんな,美味しそうに頬張ってチャパティーを食べたり,カレーをつけて食べたりと満足そうな顔をしていました。大量に作ったカレー鍋2個分も子どもたちと職員ですべて食べました。やはり自分で作った食べ物はおいしい!
 また,パキスタンが好きになった瞬間でした。

2018年5月15日火曜日

ラマダン集会とチャパティづくりの計画

 いよいよカラチでもラマダンの季節になってきました。現段階では16日(水)か17日(木)からラマダンが始まると言われています。

子どもたちに聞いてみても「ラマダン」という言葉は知っていても、ラマダンの意味・習慣、イフタールではどんなものを食べるのか。などは知りません。


 そこで今年度、ラマダンに合わせて、ラマダン集会を開きました。本校の事務員のシャミームさんを講師に、ラマダンについて学びました。

 次の時間には「ナンとチャパティを作ろう」ということでレシピを考えました。これまでに作ったことがある上級生を中心に持ち物や作り方を考えました。今回は計量をせずに感覚で作るというテーマで話し合い活動を行いました。

 また、実際にナン、チャパティ―、パラタを試食して味や食感の違いを学び、どうすれば上手に作れるのかも考えました。

 次回にはゲストティーチャーをお招きして、実際に作ってみたいと思います。次回の活動が楽しみです。







2018年5月2日水曜日

カラチタイム ~商店街への買い物体験~



4月24日カラチタイムの学習で、近所の商店街に買い物に行きました。
領事館より安全担当の方をお招きして、事前に安全に気を付けた歩き方についてお話いただきました。



最初に訪れたのはアイディアルベーカリーです。昨年に引き続き調理場も見学させていただきました。暑いカラチですが、オーブンやコンロを使って調理している厨房はさらに暑い。特にサモサなどをつくっている「揚げ場」の気温は50℃近くになっていると感じました。



3階の調理場ではパンやクッキーが作られていました。焼き立てのクッキーも試食させてもらいました。焼き立てのクッキーはとても美味しく、あとで同じものを購入している児童もいました。完成した商品の、パキスタンらしい保管方法に子どもたちもいろいろなことを感じたようです。


そして買い物タイム。「お母さんにパンを買って帰る」
「お弁当と一緒にクッキーを食べる」など、思い思いの買い物をしていました。多くの児童生徒が100Rsぎりぎりまで使いました。


今年度、上級生には、下級生に言葉を教えてあげたり、買い物を手伝ったりするよう事前に話をして買い物体験に臨みました。ウルドゥー語が得意な上級生が親切に買い物を手伝う姿が見られ、とてもうれしくなりました。


これも人数の少ないKJSだからこそできることかもしれません。最後は購入したものと一緒に記念撮影。どの子も満足そうな顔をしていました。今後もカラチタイムが充実した活動となるよう支援していきたいと思います。