2015年11月16日月曜日

カラチ日本人会運動会

15日日曜日に運動会が終了しました。学校だけの運動会ではなく、例年カラチ日本人会と学校による共催の形をとって実施しています。停電で全ての音響機器が使えなくなるカラチならではのハプニングもありましたが、さながら大人が参加する地域の運動会のような、和気あいあいとした温かい雰囲気で終始行うことができました。皆様のご協力に心から感謝しております。
前日土曜日は会場でのリハーサル。実際の服装でダンスの練習です。衣装を身にまとうと、周囲から「かっこいいね!」「石油王みたい。」「砂漠のお姫様だね。」などの感想が聞こえてきます。恥ずかしいけど、ちょっとうれしい一同。本番も上手くいきそうです。
いよいよ運動会当日。競技やダンスに加え、大人をリードしての応援、選手宣誓など、応援団長の上級生には他の児童生徒より緊張を強いられる場面が多いせいか、口数少なく表情も硬いのが明らかです。
開会式、選手宣誓、応援が終わって競技に入ると、緊張もほぐれた様子で、みんなそれぞれの競技に全力で取り組みました。八の字の縄跳び、4人一組でつかんだ棒をリレーする「台風の目」、障害物競走の「何でもスタジアム」が終わっても紅組白組の得点差はありません。白熱の前半戦です。
休憩を挟んでいよいよ練習に練習を重ねてきたパキスタンダンス。音楽に合わせて会場からは大きな手拍子が。アシフ先生も見守る中、最後まで堂々と踊りきりました。練習の成果がバッチリ出て、退場する児童生徒も笑顔、笑顔です。
玉入れ、リレー、綱引きという後半戦。玉入れもリレーも白が勝ち、ここに来て若干白が優勢に。綱引きが最後の勝負です。どちらも譲らず一勝一敗で迎えた第3回戦。紅組がぐぐぐっと自陣に引き込みこのまま勝利かと思いきや、白が驚異の粘りを発揮し、そこから盛り返して一気に引いて白の勝利に終わりました。
いよいよ閉会式。白組が優勝盾と団結賞トロフィーを受け取ります。運動会が終わってみんなの表情がたくましくなって見えるのは、日焼けのせいでしょうか。疲れた表情の中にも充実感が見えます。
最後はみんなで記念撮影。大変楽しく教育的にも意義深い運動会ができたのは、企画、準備、運営に携わった皆様と、当日全力で取り組み、雰囲気を大いに盛り上げてくださった日本人会の皆様のおかげです。ここに改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。次の行事は研究発表会。児童生徒のどんな学びが見られるか楽しみです。