2017年11月21日火曜日

カラチタイム日野PAK・YKK工場見学

今年度のカラチタイム工場見学は、子どもたち一人一人の発達段階に即応した学習活動を目指して、低学年と高学年に分かれて実施しました。日野PAKとYKKという日本企業2社のご協力のおかげで、充実した体験学習の日となりました。
まず9日木曜日は小学4年生から中学生まで7名が、日野PAKの工場見学にお邪魔しました。小さなパーツが溶接され、ボルトやネジでつながれ、塗装されていきます。大きなバスやトラックが、人の手によって順序よく組み立てられていく様子がよくわかりました。
人為的ミスを減らすための工夫として、用途ごとのトルクレンチやボルトの径ごとに色分けされた型を見せていただきます。トルクレンチを使ってみると、一定の力でネジを締められるということがよくわかりました。
完成したトラックにも乗せていただきました。運転席に座ると、シートが上下します。今まではただのトラック。工程について知ったこれからは、違った目で道路を走るバスやトラックを見られそうです。
13日月曜日は、小学1年生から3年生によるYKK工場見学。働いている人がどんな仕事をしているか、YKKが世界でどんなふうにものづくりを行っているかなどを説明していただきました。
工場見学では、金属をはじめとする原料がいろいろな工程を経て徐々に製品に近づいていく様子や、たくさんの人がそれぞれの分担に分かれて働く様子を見学しました。その後YKKのファスナーでできたポーチ作り体験をして、充実した見学を終了しました。
どちらの工場見学も、子どもたちの笑顔が学習の成功を如実に語っていました。「楽しかった」「すごかった」「行って良かった」と口々に語る子どもたち。日野PAKの皆様とYKKの皆様に、この場を借りて改めて感謝申し上げます。