2017年10月26日木曜日

運動会へ向けて

日本列島への巨大台風上陸のニュースで始まった10月第4週。日中は相変わらずの陽気ですが、夜明けが日に日に遅くなり、秋の到来を感じるカラチです。
日曜日の「ハマラ ドスタナ」日パ交流会を終え、日本人学校では10月31日の学校交流会、そして11月末の運動会への準備が進んでいます。
24日カラチタイムでは学校交流会への事前活動。パキスタンの学校について学習したり、どんな発表をするか考え、練習したりしました。多くの子どもがいわゆる「日本の学校」しか知らない中で、何を見て、何を感じるか。来週が楽しみです。
25日午後は、運動会の会場をお借りしての会場練習です。広大なグランドは、いつもKJS校庭で活動している私たちにはより広く感じます。思い切り体を動かして、心も秋晴れのカラチ日本人学校一同。写真はいつもの風景です。
漢字検定日も迫ってきました。それぞれの級合格に向かって自主的に取り組んでいます。いろいろな活動を通して、知徳体のバランスをとりながら成長していくカラチ日本人学校の子どもたちです。


2017年10月18日水曜日

セカンドサマーの10月

10月第3週目に入りました。カラチは暑さのぶり返しの時期、セカンドサマーです。日中は相変わらず日焼け止めが欲しくなる日差しの強さですが、日暮れが早くなり、夕刻は涼しさを感じる今日この頃のカラチです。
10月18日月曜日は、図書委員会による集会。図書委員がおすすめ新着図書を紹介しました。読書の秋、パキスタンにも読書の季節がやってきます。
引き続いて運動会の紅白チーム分けとそれぞれのリーダーである団長が発表されました。同じくスポーツの秋、11月末の運動会も楽しみです。
同日午後はカラチの小中学校HSSから4歳から10歳までの11名の子どもたちをお迎えして、22日の交流会へ向けた合同練習を行いました。
日本国歌「君が代」、パキスタン国歌「クオーミタラーナー」を声を合わせて歌います。私たちは何度も練習してきた両曲ですが、HSSの子どもたちもとても上手。日本語で一緒に歌って、心が通ううれしさを感じます。
最後はダンスでにぎやかに終了。どんな活動になるか、顔を合わせるまで不安もありましたが、笑顔で練習会を終え、日曜日がますます楽しみになりました。

2017年10月13日金曜日

ウミガメ産卵観察の夜

10月10日火曜日は、カラチ市郊外のHawks Bayでカラチタイム自然体験活動、ウミガメ産卵観察を行いました。集合は午後7時。海岸に近いBeach Luxury Hotelに集まりました。周囲はすでに夜の帳がおりて、帰宅する車で道路はかなり混雑しています。
見送りのお父さん、お母さんに手を振ってホテルを出ました。ホテルからは渋滞で1時間半の行程。先週の海岸清掃は日中だったため、バスからの車窓は昼と夜でずいぶん違った光景が見られます。
WWF Wetland centreに到着し、同事務所の研究員セイエドさんに話を聞きます。WWFの仕事のこと、海岸に来るグリーンタートル(アオウミガメ)のことなどを話してくれました。自然保護の活動について聞き入る一同です。
事務所内、自然保護活動に関する展示室を見学しました。グリーンタートルのほかにも、カワイルカやマングローブなど、保護するべき動植物がいることを知ります。
いよいよ海岸へ移動します。木道を通して海岸へ。あたりはすっかり闇に包まれ、波の音だけが静かに聞こえてきました。光や音を嫌うウミガメです。写真は撮れませんでしたが、産卵するウミガメを観察することができました。スローな動きで、しかし一心不乱に穴を掘るウミガメ。砂が息を殺して見つめるKJSの子どもたちのところへ勢いよく飛んできます。
星の明かりしかない暗闇で観察の順番を待っていると、波打ち際に丸い大きな姿がかすかに見えました。数頭のウミガメが産卵のために陸に接近してきている様子です。親世代から子世代へ、命を繋ぐということを目の当たりにして、その崇高さに静かな感動を覚えます。
帰りはホテルまで1時間の道のり。バス車内はみんな疲れて眠っていました。夜の砂浜で大きなウミガメに近づき、貴重な思い出ができた一同でした。

2017年10月3日火曜日

ウミガメの浜を守る

10月第1週です。カラチ日本人学校ではイスラム教シーア派の宗教行事、アシュラの連休の話に花が咲きました。
10月3日火曜日カラチタイムでは、カラチ市郊外ホークスベイのゴミ拾いを行いました。10月10日夜、ウミガメ産卵の観察を行う場所です。
バスに乗って1時間、海岸に到着します。ウミガメが海から砂浜に上がってきた痕跡があちこちに残っていました。それと同時に目に飛び込んでくるのは、お菓子のビニール袋、ペットボトルなどのゴミ。「ここにカメが来るの?」半信半疑の子どもたちです。
ビニール袋を持って、早速ゴミ拾い開始です。直径1メートル、深さ40センチメートル程度の、ウミガメが産卵をした穴がそこかしこに開いています。「ここを掘ったらウミガメの卵があるのかな?」みんな興味津々で、ゴミを拾いました。
30分後、きれいになった砂浜で記念撮影です。みんなで頑張ったおかげで、お世辞にもきれいとは思えなかった浜が見違えるようにきれいになりました。これで当日、ウミガメが喜んで卵を産みに来てくれるはず!
ゴミ拾いを終えて学校に帰る前に、昨年10月にカラチタイムで植樹したマングローブの木を見に行きました。看板は色あせていましたが、小さかった苗は高さ30センチから40センチくらいまで伸びていました。カラチを離れた仲間たちは元気かな?それぞれの1年前を懐かしみながら、帰路についた一同でした。