2014年7月17日木曜日

1学期終業式


長かったようであっという間の1学期が終了しました。
今年の1学期は、一時期、児童数が学校史上最少の2人になり
KJSはこの先どうなってしまうのだろう、と思ったこともありました。
しかし、元気な男子3名が体験入学生のみんなと力を合わせて
楽しく過ごすことができた1学期でした。

終業式では、学校が大好きな児童からの
「どうして学校は休みになっちゃうんですか?」という問いに対して、
校長先生がこんなお話をされました。
「竹はどうしてあんなに背が高くなっても折れないのでしょう?
 それは『節』があるからなんです。
 人間も竹と同じで、ずっと学校に来るのではなく、
 お休みの期間をとり、学校ではできない体験や時間を過ごすことによって
 より強い豊かな人間に成長するのですよ。」











校長先生のお話の後、それぞれが1学期の思い出を話しました。
算数の計算が速くなったこと、漢字がたくさん書けるようになったこと、
カラチタイムでカラチについて、いろいろなことが分かったことなど
出来るようになったことや楽しかったことがたくさん発表できました。











学校はしばらくお休みになりますが、
9月には、またぐっと成長した子ども達に会えることが今からとても楽しみです。

2014年7月14日月曜日

夢にむかって 楽しい 七夕夏祭り 2014 KJS

6月28日、一学期で1番大きな行事といえる「七夕夏祭り」が行われました。
今年度は児童数が少ないため、例年通りに実施するのは難しいです。
どのように工夫したら楽しいものになるか、みんなでアイデアを出し合いました。

スローガンは「夢に向かって 楽しい七夕夏祭り」です。
「子ども達や先生、そして来てくださる人達みんなが楽しい気持ちになってほしい」
という願いを込めました。
スローガンの次は、発表の内容を決めて練習を開始します。
セリフを覚えるのも大変ですが、タイミングを合わせるのも大変です。
家に帰ってからも練習を繰り返し、とうとう当日を迎えました。

司会進行は、中学生のお姉さんに任せて本番が始まりました。



「みなさん、こんにちは!」
3人の小学生は、大きな声であいさつすることができました。
初めの言葉も息ピッタリ。とってもカッコいいです。


いよいよ発表が始まりました。
まず、紙芝居「なぜ、七夕にささかざりをするの?」です。
みんな練習の成果を発揮し、セリフも間違えません。
だれかが出番を忘れそうになっても、みんなでそっと教え合い、フォローします。
練習では、なかなか音が合わなかった合奏も、本番はバッチリ!
真剣な表情でリズムを取る姿に、大きな拍手が起きました。

 


次に、なぜ七夕に笹飾りをするのかについての発表です。
投網(豊漁を願う)、吹き流し(長寿を願う)、紙衣(手芸の上達を願う)について
上手に発表できました。
「知らなかったな。勉強になったよ。」と声をかけてくださる方もいらっしゃいました。

最後は、願い事の発表です。


子ども達はそれぞれ、将来の夢について堂々と発表しました。
中学生のお姉さんは、受験生。
「高校入試がうまくいくように願っています。」と発表すると
会場から「がんばれ!」と温かい声援が送られました。

発表の後は、休憩&食事タイムです。
今年は、みんなで作った焼きそばとおはぎを食べていただきました。











少しでも、みんなに喜んでもらいたいと思い、一生懸命作りました。
「おいしかったよ。」と声をかけてもらい、子ども達もとてもうれしそうでした。

休憩の後は、「カラチ音頭」です。


揺れる提灯の下、太鼓のリズムに合わせてみんなで踊ります。
ちょっとくらい間違ったって平気です。
みんなのはじける笑顔に、ここが日本でないことを忘れます。

最後は、花火で締めくくりです。
あまり花火をしたことがない子どもは、おっかなびっくり!
風が強くてなかなか火がつかず、大変でした。





1本ついたら、みんなで次々に火種を分け合って火をつけます。
大人も童心にかえって、楽しいひと時を過ごしました。
来てくださった人達の多くが、短冊に書いてくださっていた
「一日も早く、カラチの治安が落ち着きますように」という願い。
きっと天まで届きますように・・・と願わずにいられません。



実施できるかどうかを心配していた今年の七夕夏祭りでしたが、
大変多くの方々が来てくださり、祭りを盛り上げてくださいました。
本当にありがとうございました。
「カラチ日本人学校、がんばれ!」という
みなさんの温かい励ましを感じ、大変うれしく思いました。

今年は、今まで以上に楽しく、思い出深い夏祭りとなりました。
児童数は少ないですが、子ども達は仲良く一生懸命学び、日々成長してます。
そんな子ども達の様子を、できるだけ多くの人に見てもらいたいです。
来年の夏祭りが楽しみです。