2015年4月23日木曜日

第2週です


 今週火曜日の3・4校時は初めてのカラチタイム。担当教員の指導でウルドゥー語の勉強をし、学校事務のシャミームさんと「これは何ですか」「これをください」「ありがとうございました」など会話の練習をして、学校で活動計画を立てた後はいよいよ実戦。学校近くのベーカリーで、ウルドゥー語を使って買い物をするという体験活動を行いました。すいすいと買い物を済ませていくネイティブスピーカーの兄妹。シャロワールカミーズに身を包み、日本語が母語の児童も勇気を出して、ショーケースの向こうのお兄さんにウルドゥー語で声をかけ、お菓子を買うことに成功しました。教員もコミュニケーションしながら買い物を行いました。学校に帰ってきて試食会。ショーケースに並んでいるお菓子を各種一つずつ100ルピー分と言ったつもりが、袋を開けると日本人にはものすごく甘さの強いお菓子だけ5種類、100ルピー分…通じていそうで通じていなかったと先生は残念そうでした。でもそれも含めて、子どもたち一人一人が問題解決のためのコミュニケーションの大切さを実感することができました。これからもカラチタイムでは、カラチ日本人学校ならではの体験活動を企画していきます。ご協力をよろしくお願いします。


  業間体育ではマット運動を行っています。体育用のマット4枚を校庭に並べ、1回目は男子児童と女子児童に分かれて行いました。ゆりかご、かえる足打ちといった比較的易しい技に始まり、前転、後転、開脚前転と少しずつ高難度の技にチャレンジしていきました。久しぶりだったためか、なかなか体が動かない子どもたち。でもみんなで楽しく頑張りました。準備も片付けも、みんなで協力して最後まで取り組んでいました。

 写真上は先生の説明をしっかり聞く子どもたち。下はゆりかごで体を慣らす男子チームです。校庭の日よけを広げて直射日光を遮って行いました。

2015年4月22日水曜日

新しい一年が始まりました

 平成27年4月13日、新しい一年のスタートです。カラチ日本人学校では、3人の先生方をお迎えして着任式を行いました。伊藤喜代美校長先生、富樫大輔先生、金澤道太郎先生の3名です。児童代表が、歓迎の言葉を述べました。
 続いて行われた始業式では、校長先生から新学期に臨む心構えについてお話がありました。一人一人待ちに待った学校です。緊張した始業式が終わって談笑するニコニコ顔の中にも、新しい学年になって一回り成長した表情が見えました。 
 

 カラチ日本人学校の授業は、今年度も大変活気があります。赴任したての教員はみな、児童の熱意に驚いています。写真は、国語の授業です。硬筆練習の後、いろはかるたをみんなで行っています。日本の子どももパキスタンの子どもも対等に、夢中で札を取り合いました。業間の全校集会では、学校スタッフとの交流会として、スタッフと先生と児童が一緒に、ウルドゥー語でフルーツバスケットをしました。ライチは「リーチー」、マンゴーは「アーム」。みんなで楽しいひと時を過ごしました。

 
 水泳授業も始まりました。プールに向かうバスの中からしりとりをして盛り上がり、水に入ってさらに最高潮に。先生チーム対子どもチームで行った宝ひろいゲームでは、子どもチームの圧勝でした。みんな一緒に協力し合って高め合った、今年度初のプール学習でした。次回の水泳は泳力でクラス分けを行い、さらに一人一人の技能向上を目指していきます。 
 
 
 今年度もカラチ日本人学校の教育活動にご指導ならびにご理解ご協力をいただきますよう、どうぞよろしくお願いします。