予定していた日から諸事情により延期となりましたが、
日をあけずに開催できてよかったです。
(楽しみにしていただけに、延期と聞いた時の子ども達の落胆は大きかったです)
交流会の相手は、アルカイールアカデミー校。
カラチ北部にある、全校児童・生徒が約3000人の無償の学校です。
以前から日本人会婦人会がバザーの売り上げ金を寄付するなど
つながりがあった学校ですが、
児童同士の交流会をもつのは、今回が初めてです。
ついに、みんなが乗ったバスが到着しました。
交流会の始まりです。
まず、日本人学校からの歓迎の言葉です。
子ども達がそれぞれ一言ずつ、英語であいさつをしました。
練習の甲斐あって、上手に言うことができました。
歓迎の歌「きらきら星」も歌いました。
おそらくアルカイールの子ども達にとっては、
初めて聴く日本語の歌だったと思います。
みんな真剣な表情で聴いてくれました。
1時間目は「外国語活動」です。
みんなで英語の歌を歌ったり、自己紹介をしたりしました。
一番盛り上がったのは「フルーツバスケット」です。
初めはルールが分からず戸惑う様子が見られましたが、
慣れてくると、大きな声でフルーツの名前を言ったり
歓声を上げながら席を移動する姿が見られました。
子ども達のはじけるような笑顔が見られたのが何よりうれしかったです。
2時間目は「体育」です。
最初の活動は、最近日本人学校で人気の「フラフープ鬼ごっこ」です。
ルールは簡単。オニがフラフープをもってみんなを追いかけ、
フラフープで捕まえられた人が次のオニになります。
みんな校庭を所狭しと走り回ります。
途中からはフラフープが2つになり、大変なことに?!
終わった時には、みんな汗だくになっていました。
次は「ボーリング」「輪投げ」「フラフープ」から、自由に選んでの活動です。
まずは、それぞれの競技についての説明を聞きます。
見た途端、みんなやりたくてうずうずしている様子が伝わってきます。
説明の後は、それぞれが一番興味があるところへ移動し、早速開始です。
男の子に人気があったのは「フラフープ」。
初めはコツがわからず苦戦していましたが、
日本人学校の子が回すのを見ながら何度かやっているうちに、
一人、二人と長く回せる子がでてました。
みんな上達するのがはやくてびっくり!
ご覧ください。フラフープ回しの日パ共演です。
女の子に人気があったのは「ボーリング」「輪投げ」です。
初めはボールを転がすのではなく投げていた子もいましたが、
次第にストライクをとる子が増えていました。
自主的に輪投げの輪を回収して次の子に渡すなど
お世話係をしてくれた子もいました。
楽しかった交流会でしたが、いよいよお別れの時間です。
でも、1度きりの交流会ではなく、
これからもできるだけ交流の機会をもとうと考えているので
さみしくはありません。
子ども達が「次は一緒にこんなことがしてみたい」
「今度は〇〇ちゃんにこれを見せて(教えて)あげたい」といった気持ちを
お互いにもってくれるような交流会にしていきたいです。
言葉や生活背景の違いはありますが、
そんな違いを子ども達はあっという間に飛び越えてしまいます。
「子どもってすごい!」と改めて感じました。
子ども達の中に小さく芽生えた(であろう?)国際交流の芽が、
すくすくと育っていくように、
大人たちも協力し合い、活動を工夫していきたいと思います。