3月17日、カラチ日本人学校では「春」と言うには暖かすぎる陽気の中、卒業式と修了式が行われました。総領事ご夫妻を初めとする来賓の方々と保護者、小学部中学部の在校生、教職員の拍手で迎えられ、卒業生が入場します。
校長から一人一人に卒業証書が手渡されました。緊張しながらも、しっかり目を見てお辞儀をし、証書を受け取ります。卒業生にふさわしい、堂々とした態度です。
校長式辞、3人の来賓の方々からの祝辞と続き、また祝電をいただきました。励ましの言葉が静かに胸に染み込みます。この場をお借りし、御礼申し上げます。
在校生からの励ましの言葉、全校合唱と続きます。今年度の思い出など、一人一人に向けてかけられたお祝いの言葉を聞くと、卒業生はますます今日が大きな節目であることを実感します。
答辞も二人で力を合わせて、大変立派なあいさつができました。自分たちの成長について再確認し、これからの決意を表明する姿に、在校生も聞き入っていました。
最後はみんなで記念撮影。総領事ご夫妻をはじめ来賓の皆様が卒業生一人一人に対して「卒業おめでとう」と声をかけてくださる学校は世界中を眺め渡してもなかなかないのではないでしょうか。カラチ日本人学校の教育環境が恵まれていることを改めて感じる瞬間です。本当にありがとうございました。
卒業式の後は修了式。一人一人が校長先生から修了証を受け取ります。一年間が終わりました。4月からはそれぞれ新しい学年で、次の一年が始まります。
その後のお別れ式。小学5年生が3月で日本に帰国することになりました。みんなで寄せ書きした色紙を寂しい気持ちで手渡しました。日本に帰っても、カラチに仲間がいることをいつまでも忘れずに、自分の未来へ歩みを進めてください。
最後は離任式。2年間カラチ日本人学校に勤務した教員が同じく3月で帰国します。別れのお手紙を読む生徒も受け取る教員も、感動で涙ぐんでいます。つらい別れとなってしまいました。
本日で平成27年度の登校日が終了しました。1年間本校の教育活動を支えてくださった皆様に心から感謝いたします。4月からは新たな始まり。平成28年度も教職員一同改めて児童生徒の教育に誠心誠意努めて参る決意です。一年間ありがとうございました。